ワークショップシラバス:触って発見、ご近所探検

担当者

渡辺哲也(新潟大学)、山口俊光(新潟大学)、南谷和範(独立行政法人大学入試センター)、渡部謙(新潟大学)


到達目標

触地図上の記号を探すことと、経路をたどることができるようになるのがこのワークショップの目標です。

このような自立的触地図探索能力を通じて、自宅や学校の周囲といった生活環境への興味を引き出します。

地図そのものへの興味は、社会の学習にもきっと役立つことでしょう。


実施内容の概要

  1. 地図記号の学習

    凡例を使って、触地図にどのような記号が含まれているかを学習します。立体コピーの触地図には次の情報が含まれています。

    • 出発地と目的地(丸印で表現しています)、道路、鉄道、駅、河川。
    • 関東7都県の触地図の場合、上記に加えて、コンビニエンスストア、バス停などのランドマークが、数符なしの番号で表されます。
    • 信号のある交差点は、交差点の中心に丸い印があります。
  2. ランドマークの追加

    参加生徒と付添者は、自宅または盲学校周辺の触地図に追加したいランドマーク(お店や施設)について、相談をして決めます。
    付添者は、印刷物の地図またはコンピュータで閲覧できる地図を見ながら、触地図上のランドマークの位置に触知シールを貼っていきます。
    信号のある交差点や、横断歩道などの位置にシールを貼るのもよいですね。

  3. 触地図の探索

    このようにして作った触地図を使って、自宅または盲学校とその周囲のお店や施設との位置関係(方角、距離)を参加生徒に考えてもらいます。
    次に、自宅または盲学校とその周囲のお店や施設と駅までの経路を参加生徒にたどってもらいます。

    発展1.自宅や学校以外の触地図の作成

    時間に余裕があるなら、自宅や学校以外で興味ある場所の触地図を作成し、2と同じ手順で参加生徒に便利なように仕上げ、3と同じ手順で探索をしてください。

    発展2.触地図自動生成システムの使い方

    インターネットに接続したコンピュータがあれば、触地図の原図は各ご家庭で作ることができます。触地図自動生成システムの使い方について、ご興味ある参加生徒と付添者には個別にお話をします。

    発展3.触地図の仕立て上げ

    触地図の原図に手を加えることでお望みの地図に仕立て上げることができます。
    手を加える作業は、コンピュータの画像編集ソフトを使ってもできますし、印刷した原図にペンやホワイトを加えてもできます。
    原図への手の加え方について、ご興味ある参加生徒と付添者には個別にお話をします。


事前に準備しておいて欲しいこと

  1. 必要な人・品物

    (1) ※付添者の参加は必須です。

      説明のない触地図はただの線画に過ぎません。また、その土地を知らないと説明はできません。必ずワークショップに参加し、触地図の説明役を担当してください。

    (2) 自宅や学校の周囲の住宅地図

      詳細な店舗情報が必要となるため、付添者は自宅や学校周辺の住宅地図をお持ち下さい。

  2. 事前スキル

    (1) 凸点を探す、凸線を辿るといった基本的触察能力。(といっても、特別な事前準備は必要ではありません。)

    (2) できれば自分で地図を作ってみてほしいので、一般的なコンピュータ利用能力。具体的には、Web画面でのTabキー移動と日本語入力です。

読んでおくと役に立つ参考書など

自宅や学校の近所にどんなお店があるか、保護者や先生に尋ねておくとよいでしょう。

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